2013年9月30日月曜日

続・カリムノス島 〜Day17 僕の思い

はい、日本も秋晴れのようですが、
カリムノスは文句のつけどころがない程の晴天です。

こちらへ到着してから既に2週間以上経ちますが、
雨降りません。空気もカラッとしてきました。
これ以上なにを望むのでしょうか?

そんなこんなで既に2組目のお客様とも本日お別れしました。
カリムノス空港からアテネ空港へ!カリムノス空港は僕も初めてです。
おー、ローカル過ぎて参ります。
滑走路が短いためセスナのちょっと大きめのサイズしか発着陸できません。
しかも天候の良い状態ではないと飛ばないそうです。

そんなリスクを抱えても問題なく飛べるのが今回のお客様。
アメリカへ2回、カリムノスは今回が2回目のガイドでしたが、
最高に面白い方で、僕自身本当に毎日楽しい時間を過ごしています。

そして前回よりもクライミングのモチベーションが上がったか気がします。
ガイドとしては一番嬉しいことですが...、

忘れては行けない事、それは、お客さまのバケーションでもあるんです。
勿論なにかを落とす!オンサイトする!も大切ですが、貴重な時間を使って8日間日本を離れて来るんです。

癒される時間も必要なのです。

そんな事も忘れてしまう僕は時々反省します。
特にお客様が帰国したあとに。

もっとレストすれば良かったかなとか、
あの時に海行けば良かったなとか・・・。

海外クライミングガイドってクライミングを一緒にするだけでは無いんです。
楽しんでもらいたいと思って何かをしようと思うんです。

でも、時々裏目にでる事もある。

そんな時は、次の日のクライミングを超楽しくさせることした
僕にはできません。

でも、1日以上掛けてカリムノス島まで来るんです。

一生の想い出を一緒に作りたい!そんなことは毎日考えています。

だから、最後のお客様へはそれを踏まえ楽しんでもらいたい!

明日、お迎えに港まで行きます!!

それでは2組目のお客様のハイライト。

真剣な眼差しで登る

セクター:カステリで登る 真っ青なエーゲ海

猫好きのお客様

個人的にお気に入りショット セクター:アジノンテ

6Aをリードする セクター:シンプルゲイツ

6bに挑戦!

カリムノス空港より離陸。また来年!!



2013年9月21日土曜日

カリムノス第二弾 Day1〜Day8

ヤマシー! とはギリシャ語で乾杯です。

さて、ギリシャに再び戻ってきました。
1週間という短い日本滞在でしたが、盛りだくさんの日々でした。

そして、再び渡欧し、知人を訪ねパリ訪問。そのついでにフォンテンブローへボルダリング予定が、運悪く大雨。3日間はパンとワインの日々でした。

そして4日目にアテネへ向かいコス島まで行き、いつものようにフェリーでカリムノス島到着です。今回は一組目のお客様とパリ空港で待ち合わせ、カナダからの長旅だったのか疲れている様子でしたが、ビールを飲んで直ぐに復活!

カリムノス到着時、空はどんより、雨雲が少々掛かっていた感じがしました。雨もポツポツ、晴れ男の僕がなぜ!と思いその夜は祈りながら就寝。その祈りが通じたのでしょうか。本日のDay8まで快晴!予報では滞在日の10月13日まで快晴!さすがです。

一組目のお客様はバリバリ系です。初日から飛ばしまくり8本のルート(20m〜35m)5.9〜12までをサクサク!このままでは最終日まで50本を超えるのではという勢いでした。

が・・・

やはり疲労を感じたのでしょう。僕も疲労を感じました。
その結果、今日は景色を楽しむ11ピッチのマルチ5.10に挑戦し、リラックスの日のはずでしたが、アプローチ1時間、ディセントに2時間、そして炎天下の下、途中熱中症になるかと思うぐらい体力を吸い取られましたが、帰り道にあったプライベートビーチへパンツ一枚で飛び込んだ瞬間、まるでポパイがほうれん草を食べたかのように復活。(ちなみにお客様はちゃんとシャツも着て泳ぎました。)

それでは写真でその様子を紹介します!

いつもリードのお客さまなので、登っている写真が少ないです(悲)

偶然出会ったMILLETノルウェイのスタッフ。シャツ以外は全て僕と一緒!

お世話になっているロープバックは今回でボロボロです。

マルチを終え、頂上に立つお客さま

ブランコを楽しむお客さま

5.12に挑戦中!あと少し!

なんだか癒させます。

セクター(岩場)オデッセーにて。

3ピッチ目

5ピッチ目にて集合写真。

エーゲ海をバックに

2013年9月5日木曜日

カリムノスツアー後半戦

あっという間の8日間クライミング。
レスト日1日を入れて計7日間登りました。

何度も言いますが、天候含めコンデションは問題無し、むしろ素晴らしかったです。途中強風の日もありましたが、問題なく登れました。

何よりも怪我なく楽しめた事に感謝です。

さて、今回のお客様は普段ジムでトレーニングをしている方だったので、外岩は以外と苦労をしていましたが、後半からは徐々に石灰岩にも慣れ、普段のトレーニング成果が出ていたようです。最終日も午前中と短い時間ながらも早起きして登りました。

結果、今回の登攀数(ルート数)は計40本、5.8〜5.11aまで頑張りました。
予定していたマルチが残念ながら出来ませんでしたが、それでも大満足。

さて、今はアテネのホテルで明日の帰国フライト待ちですが、実は1週間後の9月13日、再びギリシャへ入国します。16日まではパリ、その後10月13日まではギリシャにいます。

という事で、一時帰国しますー。

カリムノスを代表するセクター、グランデグロッタで登る

クオリティーの良い石灰岩

グランデグロッタ

普段あまり登れない不思議な形状の岩で登る

最終日はテレンドス島を見ながらギリシャワインでお疲れ様